会社都合退職と離職票の見方(4)
会社都合の退職にあたる喪失原因と離職の失業給付の資格に係る離職区分が別であることに前回触れました。
手続きをした離職票の離職区分がどのように扱われたかは、日数や賃金額が記載されている離職票2の右端で確認できます。複数の離職区分にチェックが入っている場合は、その二つの離職区分のどちらに当たるか判断がつかないため、離職者から具体的事情を聞いた後に正式な離職区分が決定されます。
実際のケースでは「2C」又は「2D」の組み合わせと「3C」又は「4D」組み合わせになるかと思います。なお、この組み合わせでどちらが選択されても喪失原因が変更されることはありません。
それでは離職区分について解説していきます。おおまかな区分として、1で始まるのは解雇、2は契約期間の満了、3は正当な理由のある自己都合となります。
1~3はAから始まっていますが、4は4Dの「正当な理由のない自己都合退職」、5は5Eの重責解雇のみとなっています。
離職区分の細かい違いを次回確認していきます。